メディア掲載情報

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2025 年のメディア掲載情報

2025年7月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。

2025年7月16日(火) 東愛知新聞

名古屋フィルハーモニー交響楽団「夢いっぱいの特等席」 今年も9月に豊橋で

名古屋フィルハーモニー交響楽団による福祉コンサート「夢いっぱいの特等席」が豊橋市の「ライフポートとよはし」で9月25日に開かれる。観客席にいるのは障がい福祉施設の利用者や地元の特別支援学級の生徒とその保護者ら。名フィルの2人が東愛知新聞を訪れ、事業を報告した。

指揮は松川智哉さんで名フィルとは初共演。東京芸術大学指揮科卒、同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。2019~21年、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員。22~24年、セントラル愛知交響楽団アソシエイトコンダクター。各地の交響楽団と共演する注目の若手。オーケストラの指揮者として、またオペラの分野でも精力的に活動している。県立芸術大学非常勤講師。

演目は、ロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲、「ラジオ体操第一」、エルガー「威風堂々」第1番。ラジオ体操は昨年から採り入れ、コンサートホールの舞台と客席が一体になって体を動かすことが大好評だったという。

(後略)

2025年7月15日発売 音楽現代(8月号)

演奏会評 第534回定期演奏会(5月17日)

(前略)後半は、カサドシュの得意とするベルリオーズ/幻想交響曲。この色彩豊かな名曲を微妙なニュアンスを調整し再構成された演奏からは、今までに見逃していた箇所の予想外の変化による発見で更なる魅力の詰まった作品として結実された。名フィルメンバーもカサドシュの情熱を真摯に受け取り新鮮でエネルギッシュな演奏を繰り広げた。

(伊藤美由紀)

2025年7月14日(月)公開 Freude(フロイデ)

名古屋フィル 第534回定期演奏会レポート 老匠カサドシュ、恐るべき若さのベルリオーズ!

ルグランの映画音楽を聴くようなガーシュウィン

5月中旬に栄の愛知県芸術劇場で、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会を聴いた。指揮はジャン=クロード・カサドシュ。
ピエール・デルヴォー、ピエール・ブーレーズに師事し、20世紀フランスの大ピアニスト、ロベール・カサドシュの甥にあたる名伯楽。1974年のORTF(Office de Radiodiffusion Télévision Française、フランス放送協会)解体に伴い解散となったリール市のオーケストラを再編し、現在のリール国立管弦楽団を創設。以後カサドシュとリール国立管は、40年にわたって地域の音楽振興に貢献してきた。また、同市が欧州文化首都に選ばれた2004年、カサドシュの発案で始まった「リール・ピアノ・フェスティバル」は、フランスの若手からヴェテランまで、幅広いピアニストが登場する音楽祭として定着している。

彼の指揮に初めて接したのは、昨年の秋のこと。2002年以来22年ぶりに読売日本交響楽団を指揮してのベルリオーズ『幻想交響曲』で、その前の在京オーケストラ指揮は2017年の新日本フィルハーモニー交響楽団客演だから、東京の聴衆の前に姿を見せるのはやや久々のことだった。東京での不在の間も京都や金沢、広島など、日本のオーケストラには度々登壇。そのたびに静かな興奮の声は各地から届いていたので、89歳(当時)にならんとする名匠が振る十八番『幻想交響曲』は東京の聴衆にとっては待望の公演で、そしてそれは、あまりに素晴らしい演奏だった。この項で演奏の仔細を述べることはしないが、「あの体験をもう一度」という思いは、筆者を名古屋へと駆り立てるのには十分だった。(後略)

text by 平岡拓也

2025年7月10日(木) 中日新聞(朝刊)

名フィルとオペラ歌手が共演 岐阜・常磐小児童が迫力満点の演奏楽しむ

 岐阜市上土居の常磐小学校で1日、名古屋市を拠点とする「名古屋フィルハーモニー交響楽団」の公演があった。60人でつくるフルオーケストラがオペラ歌手3人と共演。全校の300人が迫力満点の演奏を楽しんだ。
 「星に願いを(映画『ピノキオ』より)」など十数曲を演奏。オペラ歌手はコミカルな演技を交えて盛り上げた。児童も「ビリーブ」の合唱や、足踏みなどで音を出す「ボディーパーカッション」でオーケストラと共演した。…

2025年7月7日(月)公開 ぶらあぼ

川瀬賢太郎が導く、名古屋フィル × 愛知県芸の熱き協演 ショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」

名古屋フィルハーモニー交響楽団と愛知県立芸術大学のジョイント・コンサートが、3年ぶりに待望の開催となる。指揮を務めるのは、名古屋フィル第6代音楽監督・川瀬賢太郎。取り上げるのは、ショスタコーヴィチ没後50年という節目にふさわしい交響曲第7番「レニングラード」。第二次世界大戦さなかの1941年、ドイツ軍が包囲したレニングラードで作曲されたショスタコーヴィチ渾身の作品に、大編成の合同オーケストラで挑む。川瀬は2016年、当時常任指揮者を務めていた神奈川フィルと、指揮者のポストを務めていた名古屋フィルとで、同曲の合同演奏を行なっている。今の時代に特別な意味を持つこの作品において、若き学生たちのフレッシュな感性と、名古屋フィルの円熟した響きが川瀬のタクトのもとで交差するとき、どのような化学反応が生まれるのか。
コンサートの前半には、愛知県立芸術大学管弦楽団がプロコフィエフの「古典交響曲」を単独で演奏。東海地域を代表するオーケストラ 名古屋フィルと、同地区の未来の音楽シーンを担う若き演奏家たちの協演に注目したい。

なおこの公演は、「スペシャル・クワトロ」シリーズの一回目に当たる。このシリーズは、名古屋フィルが贈る特別な(スペシャルな)魅力を持った全4回(クワトロ)からなる。楽団ゆかりの指揮者、奏者たちによる多彩なプログラムを存分に楽しめる。4公演セット券なら25%お得に購入でき、毎回同じ席で鑑賞できるのも嬉しいポイント。シリーズを通して名古屋フィルの新たな魅力に出会える絶好の機会になるだろう。

文:編集部

2025年7月4日(金) 中日新聞(夕刊)

破壊的 ロックな魅力 作曲家ショスタコーヴィチ没後50年 命日の8月9日に名フィル公演でバイオリン協奏曲第1・2番 荒井英治

旧ソ連時代のロシアを代表する作曲家ショスタコービッチ(1906~75年)が没後50年を迎え、オーケストラ曲を中心に多くの演奏会で取り上げられている。社会主義体制下で書かれた作品は西側諸国で没後に再評価が進むなど、音楽史上での位置付けは特殊だ。日本での演奏の第一人者で、名古屋フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターを務めるバイオリニストの荒井英治に魅力を聞いた。
 20世紀の「現代音楽」でありながら、西側で興隆した前衛音楽とは違うスタンスで作曲し続けたショスタコービッチ。交響曲第5番をはじめ…
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