メディア掲載情報
2025 年のメディア掲載情報
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2025年1月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。
2025年1月20日発売 モーストリー・クラシック(3月号)
新譜を聴く 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱付き》
川瀬/名古屋フィルの長い関係反映
ピリオド・アプローチ適度に、地に足の着いた音楽づくり
(前略)近年、主流となりつつあるピリオド・アプローチも適度に取り入れながら、決して背伸びをすることがない音楽づくりを行っているところに好感が持てる。
(岡本稔◎音楽評論家)
2025年1月18日(土)発行 ぶらあぼ2月号
Pick Up Interview 小川響子 (ヴァイオリン)
(前略)2024年4月からは名古屋フィルのコンサートマスターとしても活動を続ける小川。
「カラヤン・アカデミーに在籍した時に、ある方から『君はコンマス向きだね』と言われたことがあって、かなり意外でしたけれど、コンサートマスターという立場を意識するようになったのはそれ以降のことです。室内楽的な意識を持ってこれからもトライし続けたいです」と結んでくれた。
(取材・文:片桐卓也)
New Release Selection SACDベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/川瀬賢太郎&名古屋フィル
川瀬賢太郎の名古屋フィル音楽監督就任後、初の年末「第九」ライブ。第1楽章のテンポは雄大な再現部含め、曲の指示以外一切緩めず、なのに窮屈さはなく呼吸感も十分。第2楽章のティンパニの気迫は強烈で、前半リピート時には変化も。(後略)
(林昌英)
2025年1月18日発売 音楽の友(2月号)
Reviews & Reports Concert Reviews 演奏会批評(11月16日開催〈第528回定期演奏会〉)
(前略)坂田の新作に明澄な姿を与えた下野は、ブルックナーでは泰然と音楽を組み立てていく。主観や我意を排して作品に向かう実直なアプローチである。深々とした音色の第1楽章は有機体のように自然に生成、発展し、コーダの高揚も威圧的にはならない。第2楽章スケルツォの主部は荒れ狂うばかりに激烈なのだが、崩れることなく秩序が保たれている。第3楽章は詠嘆や生への慈しみが入り混じる濃厚な味わい。最後のクライマックスが威容を示したあと、天に緩やかに昇っていくホルンが静かな感慨とともに曲を閉じた。風格ただよう下野のブルックナーだった。(小沢優子)
別冊付録 コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション 観どころ聴きどころ 「川瀬賢太郎(指揮)&名古屋フィルハーモニー交響楽団」(2月21,22日開催〈第531回定期演奏会〉&2月25日開催〈東京特別公演〉)
(前略)川瀬は「ここぞ」という演奏会にはマーラーを持ってくる。解釈は川瀬の人柄を反映するかのように、はつらつとしたものだった。明朗なマーラーといってもよい。名古屋フィルの音楽監督就任から1年以上経ち、関係性の深まりと今後の両者の伸びしろを確認する絶好のタイミングでの《悲劇的》。川瀬のマーラー解釈の深まりと変容の度合いを確認するとともに、彼が名古屋フィルをよきパートナーとして活かし、ドライヴできるかが見どころだ。
(戸部亮)
2025年1月15日発売 音楽現代(2月号)
演奏会評(11月16日開催〈第528回定期演奏会〉)
(前略)前半は、名フィル委嘱新作による坂田直樹/彩られた影。毎回、新しい可能性を名フィルと共に作り上げてきた名フィルのコンポーザー・イン・レジデンスであった坂田の新作は、下野の綿密な理解から構築された繊細な音響が繰り広げられた。点描的な描写、日本的な儚い残響、小石、プチプチなどによる個性的で複雑な音色や特殊奏法を巧妙に駆使し、空間に飛び交う音響の交錯の変容を堪能できた。(後略)
(伊藤美由紀)
演奏会評(12月7日開催〈第529回定期演奏会〉)
(前略)ヴァイオリンにコンサートマスターの森岡聡を迎えて、シューマン/ヴァイオリン協奏曲。弦楽器の重厚で重々しい冒頭に対しソロの憂いのある美しい音色で応答する。2楽章は抒情的な静謐な旋律を歌い込み印象を残す。アンコールの森岡聡のために編曲されたシューマン=松﨑国生/献呈幻想曲で観客を魅了する。後半の2曲、(中略)濃密で重厚な音圧と劇的な演奏が各々の作品の情景を描き出した熱演であった。(後略)
(伊藤美由紀)
2025年1月発行 MEG(Vol.83)
2025-2026シーズンプログラム発表 比べてみよう! 聴いてみよう! 愛知の4オーケストラ
来シーズンの聴きどころ!!
名フィルでは毎シーズン定期演奏会にテーマを設けており、来シー ズンは「肖像」です。僕が振るのは3回です。シーズンのオープニン グ〈ぼくの肖像〉では、サン=サーンスの交響曲 第3番「オルガン付き」、グルダの「コンチェルト・フォーマイセルフ」ではピアノに角野さ ん、ドラムに石若さん、ベースに、マーティ・ホロベックさんという人気のソリストたちを迎え、クラシックファンでない方々にも楽しんでいただけるプログラムです。9月の〈死にゆく者の肖像〉は、画家ベックリ ンの同名の絵をもとに作られた、ラフマニノフの交響詩「死の島」、コ ンポーザー・イン・レジデンスの小出稚子さんによる委嘱新作。メイ ンはチャイコフスキーの名曲交響曲 第6番「悲愴lで、これは彼の遺書のような作品です。最後は2026年2月〈家族の肖像〉で、武満さんの「系図」、R.シュトラウスの「英雄の生涯」です。「系図」は大好きな作品なので指揮できるのが楽しみです。「英雄の生涯」ではコンサートマスターによる特徴的なソロが“妻’を表していると言われていますが、今回は我らが小川響子さんが務めます。来シーズンは、肖像という言葉からイメージできるバラエティに富んだプログラムで、新しい方々も含め指揮者、ソリストのみなさんと定期演奏会を盛り上げて行けたらと思っています。ぜひぜひ名フィルの演奏会に足を運んでください。
(川瀬賢太郎)