メディア掲載情報
2025 年のメディア掲載情報
2025年5月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。
2025年5月20日発売 モーストリー・クラシック(7月号)
公演リポート 川瀬賢太郎=名古屋フィルと角野隼斗 グルダ《コンチェルト・フォー・マイセルフ》
音楽ジャーナリストの早川立大さんに4月の定期演奏会についてレポートいただきました。
2025年5月16日発売 音楽の友(6月号)
【Reviews & Reports】 ●Concert Reviews 演奏会批評
2/22〈第531回定期演奏会〉
(前略)第2楽章では川瀬のたっぷりとした身振り手振りに導かれて心に染み入る音楽が紡がれる。粘りのある濃厚なヴァイオリン、情趣に富むホルンのソロが際立っていた。そのあと、オーケストラは一本調子になりがちではあるが存分に鳴らされ、ハンマーが2回鈍い打撃を加える終楽章はどことなくからりとしていて流麗。重く深刻な悲劇の表現にならないのが川瀬らしかった。(小沢優子)
【Reviews & Reports】 ●Concert Reviews 演奏会批評
3/14〈第532回定期演奏会〉
(前略)後半、指揮者としてのマーシャルの実力が遺憾なく発揮され、とりわけガーシュウィン《ポーギーとベス》は充実。しっとりとしたトランペットのソロ、威風堂々とした金管楽器群、陽気なバンジョー、思いっきり豪快に叩かれたドラム、小粋なサクソフォーン、《サマータイム》の哀感あふれる弦。聴きどころの連続だが、メドレーふうにはならず、統一された知的な流れを感じさせるのがさすがである。幾度も押し寄せてくる終結の高揚もすばらしかった。(小沢優子)
【別冊付録】 ●観どころ聴きどころ(戸部 亮&室田尚子)
広上淳一(指揮)&名古屋フィルハーモニー交響楽団
(前略)《春の岬に来て》では、48年の歴史をもつ混声合唱団、名古屋大学コール・グランツェが出演。さらに後半は、20歳代の若き俊英フィリッポ・ゴリーニ(p)によるブラームス「ピアノ協奏曲第2番」をプログラム。これはブラームスが作曲の師であるマルクスゼンに献呈した作品。音楽による師弟の絆がいきいきと描かれる演奏会になりそうだ。(室田尚子)
2025年5月15日発売 音楽現代(6月号)
演奏会評 第532回定期演奏会(3月15日)
今シーズン最後の定演は、ウェイン・マーシャルによる指揮・ピアノで彼の得意とするガーシュインを中心としたアメリカ・プログラム。(中略)ガーシュイン/ラプソディ・イン・ブルーは、超高速でスリリングな演奏。微妙なテンポの切替え、歌い込まれた各楽器のソロ、カデンツァのかなり長いジャズ風なアドリブ演奏を含め生演奏でしか楽しめないひと時を堪能した。2曲共にマーシャルの抜群のリズム感と鮮やかな弾き振りは圧巻。(後略)
(伊藤美由紀)
演奏会評 第533回定期演奏会(4月12日)
(前略)グルダ/コンチェルト・フォー・マイセルフ。クラシック、ジャズの要素を含み、トリオによるアドリブ箇所が多数ある。特に終楽章では、各々のソロもあり、技巧的かつ歪んだ音響でリズミカルに表現され観客を魅了した。川瀬によるオーケストラとの掛け合い、息遣いのバランスも抜群。角野のクラシックの柔らかく繊細な音色から、センスのいいジャズ即興、2楽章冒頭のオーボエ・ダモーレのソロほか聴きどころの多い演奏となり万雷の拍手を受けた。(後略)
(伊藤美由紀)