メディア掲載情報
2026 年のメディア掲載情報
2026年1月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
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2026年1月20日発売 モーストリー・クラシック(3月号)
ダブルコンマスインタビュー 名古屋フィルの小川響子と森岡聡 植村遼平
指揮者がいて、楽員一人一人が主役。でも、しかし…
コンサートマスター 奥深き、その仕事
英雄の生涯 シェエラザード ソロ重責も
指揮者と楽団員の間に立ち、演奏を率いるコンサートマスターの役割は、奥が深い。名古屋フィルハーモニー交響楽団の小川響子と森岡聡はこの2、3月、R.シュトラウス《英雄の生涯》、リムスキー=コルサコフ《シェエラザード》という、コンマスのソロが演奏全体を左右する大曲を演奏する重責も担う。2人に音作りの現場を語ってもらった。
――「コンサートマスターはオーケストラのリーダー」と言われますが、それは正しいでしょうか?イエスかノーかで答えるなら…。
森岡 どちらにも手を挙げたいですね(笑)。音楽的にはノーだと思っていますが、大勢をまとめる代表を作らないといけませんから、その意味ではイエスだと思います。 (後略) (聞き手 藤森一朗◎本誌編集 まとめ 植村遼平)
公演レビュー 12月13日 愛知県芸術劇場コンサートホール ジェフリー・パターソン指揮 名古屋フィル第540回定期演奏会
(前略)メインのプロコフィエフでは一転して喧騒と静謐、激しいリズムと清明な愛の旋律といった対比が明快で、9つの楽曲がテンポよく進む。パターソンはツボを押さえたオーケストラの統率ぶり、「別れの前のロメオとジュリエット」「ジュリエットの墓の前のロメオ」における盛り上げや抒情の細やかさが光った。
この中堅指揮者の好ましい点は情感移入と形式構築のバランスの絶妙さだろう。2023年の初登場(第514回定期)ではラフマニノフの交響曲第3番で、オーケストラからきびきびとした前進性のある演奏を引き出した。今回もイギリスの指揮者によくある、平衡感覚に優れた音楽作りが派手さこそないものの、的確かつ伸びやかに作品の良さを聴き手に届けてくれた。(早川立大◎音楽ジャーナリスト)