第354回定期演奏会

第354回定期演奏会

定期演奏会

2009.1.16 (金) 6:45pm / 17 (土) 4:00pm

愛知県芸術劇場コンサートホール

出演

  • キンボー・イシイ=エトウ (指揮)
  • ソニア・ヴィーダー=アサートン* (チェロ)

プログラム

<ツァラトゥストラ9-快癒に向う者をめぐる変奏>
1. ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第15番イ短調 作品132より
第3楽章「病癒えた者の神への聖なる感謝の歌」[弦楽合奏版]
2. チャイコフスキー: ロココ風の主題による変奏曲 作品33*
3. レスピーギ: アダージョと変奏*
4. ブラームス[シェーンベルク編]: ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25

 

<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>

この回では、2つの有名なカルテットを取り上げます。最初が、ベートーヴェンの強く心に訴える弦楽四重奏曲第15番より第3楽章、快癒に向かう者の魂が、痛みを逃れ平穏を得た様を描きます。もう一つはブラームスのピアノ四重奏曲第1番。極めて自由かつロマンティックに作曲され、最後はハンガリーの民俗音楽の影響を受けた驚嘆すべき「ジプシー風ロンド」が奏でられます。2つのチェロ協奏曲が、変奏の祭典をお届けします。若きレスピーギの優美な「主題と変奏」は、彼の友人であるチェルターニによる主題をもとにしたものです。また、チャイコフスキーの有名な「ロココ風の主題による変奏曲」は、チェロとオーケストラの木管楽器との素晴らしい対話となっています。

料金

S席¥6,000 A席¥5,000 B席¥4,000 C席¥3,000
D席¥2,000 Y席¥1,000(24歳以下対象・当日窓口販売のみ)

聴きどころ

名フィルが語る プログラム、指揮者&ソリストの「ここがスゴイ!」

ベートーヴェン芸術の頂点をなす後期弦楽四重奏曲。中でも第15番の第3楽章のユニークさと美しさは特筆もの。弦楽合奏での演奏は珍しい! レスピーギの主題と変奏は、フィッシャーが「演奏されないのがもったいない」と語る知られざる名曲。チャイコフスキーのロココ変奏曲は誰もが知る人気曲。ブラームスのピアノ四重奏曲第1番は、編曲したシェーンベルク自身が「ブラームスの第五交響曲」と豪語したアレンジの金字塔!
指揮はベルリン・コーミッシェ・オーパーのカペルマイスターとして快進撃を続けるイシイ=エトウ。5シーズンぶり2度目の定期登場となります。チェロ独奏は、フィッシャーが「ファンタスティック!!!」とびっくりマークを3つもつけて絶賛するヴィーダー=アサートン。日本での初コンチェルトです。

<助成>

zyosei_mark平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)

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