コンポーザー・イン・レジデンス

小出稚子
作品の題材によって様々な作曲スタイルを用いながらも、斬新なオーケストレーション、細やかな音形や特殊奏法などによって造られる音響のテクスチュアと色彩が、小出の作風を特徴づけている。近作に、オーケストラのための《南の雨に耽る》、《博多ラプソディ》、4人の打楽器奏者のための《Jamtic Jamtac》などがある。2022年10月にはBBC Radio 3の委嘱による新作《揺籠(ゆりかご)と糸引き雨》が、BBC交響楽団により世界初演される。
2023年4月、名フィルの第4代コンポーザー・イン・レジデンスに就任。
名古屋フィルハーモニー交響楽団 歴代コンポーザー・イン・レジデンス
氏名 | 任期 | 委嘱作品 |
藤倉大 | 2014.04 – 2017.03 | ・歌曲集『世界にあてたわたしの手紙』[管弦楽伴奏版](2014)
・フルート協奏曲(2015) ※セントポール室内管との共同委嘱 ・オーケストラのための『グローリアス・クラウズ』(2016/17) ※ケルンWDR放送響、イル・ド・フランス国立管との共同委嘱 |
酒井健治 | 2017.04 – 2020.03 | ・交響曲第1番『スピリトゥス』(2017)
・ヴィジョン-ガブリエーレ・ダンヌンツィオに基づいて(2019) ・デチューン(2019) ※東京佼成ウインドオーケストラとの共同委嘱 ・ピアノ協奏曲『キューブ』(2023) |
坂田直樹 | 2020.04 – 2023.03 | ・拍動する流れ(2020)
・揺らめく色のうた(2022) ・盗まれた地平(2022) ・水の鏡 |
小出稚子 | 2023.04 – |
2023年9月23日 | 第4回こども名曲コンサート 〈オーケストラが奏でるおとぎ話〉 |
2024年1月19,20日 | 第519回定期演奏会 〈水の継承、鳥の継承〉 |
2024年2月23,24日 | 第520回定期演奏会 〈日本の地方文化の継承〉 |