出演

• 小泉和裕 （指揮）
• ヨハネス・モーザー （チェロ）

プログラム

リスト： メフィスト・ワルツ第1番(レーナウの『ファウスト』による2つのエピソードより第2番「村の居酒屋での踊り」S.110-2）
シューマン： チェロ協奏曲イ短調 作品129
ブルックナー： 交響曲第2番ハ短調［ノヴァーク版］

聴きどころ

リストはベルリオーズに勧められゲーテの「ファウスト」を読むと、その伝説に興味を持ち「ファウスト交響曲」を作曲します。その一方でハンガリーの詩人レーナウの「ファウスト」にも共感を抱き、《レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード》を書き上げました。ピアノ独奏版も有名な「メフィスト・ワルツ」では、悪魔メフィストフェレスが狂ったように弾くヴァイオリンに魅了される農民たち、そして踊り子と夜の森に消えていくファウストが描かれます。今回が名フィル初演となるブルックナーの若書きの力作「交響曲第2番」と、交響曲『ライン』をはじめ豊作な時期となったシューマンのデュッセルドルフ時代を象徴する「チェロ協奏曲」とともに贈ります。

『サバトに向かうファウストとメフィストフェレス』
（「L’illustration Européenne」1871年第51号より）

＜後援＞

愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
公益財団法人名古屋市文化振興事業団、中日新聞社、中京テレビ放送

＜助成＞