小川 典子

小川 典子

ピアノ

Photo:武藤章

リーズ国際コンクール入賞を機に、英国と日本を拠点として活躍。世界の主要オーケストラ・指揮者との共演や、室内楽、リサイタル等で世界各国へ演奏旅行を行うほか、国際的なコンクールでの審査、各国でのマスタークラスなど、国際的で多彩な活動を展開している。

2013年には初のBBCプロムスへの出演で注目を集めたほか、ポーランド放送響、モスクワ放送響、チェコ・ナショナル響の英国ツアーのソリストとしても出演。その後もサンクト・ペテルブルク響、モスクワ国立響、BBC響など海外オーケストラとの共演や国際コンクールで審査を行うなど幅広く活躍。2017年は、イギリスでロイヤルフィル、モスクワ・フィルとの共演、カナダ・バンフ芸術センターでのマスタークラスとリサイタルのほか、イギリス、フランスの多くの音楽祭にも招聘されている。

録音は北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、34枚のCDをリリース。2012年には全曲録音を終えた「ドビュッシー・ピアノ全曲作品集」ボックスCD及び、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ集」を発売。モーツァルトのCDはレコード芸術誌特選盤に選出された。20141月には、英国・BBCラジオ3の名門番組「CD Review」の「Building a Library」コーナーで、小川典子の演奏するドビュッシー「映像」が、評論家の「最高の推薦録音」として、数々の名演の中からトップチョイスに選出され、大きな注目を集めた。その後、菅野由弘「ピアノの粒子3部作」、生誕150周年「サティ・ピアノ曲集」(Vol.1Vol.2)が、毎年次々とリリースされている。

エッセイ集「夢はピアノとともに」(時事通信出版局)、訳書「静けさの中から~ピアニストの四季」(春秋社)好評発売中。

英ギルドホール音楽院教授、東京音楽大学特任教授、ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー、「ジェイミーのコンサート」主宰、NAS英国自閉症協会文化大使、イプスウィッチ管弦楽協会名誉パトロン。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、川崎市文化賞受賞。2016年2月より第10回浜松国際ピアノコンクール(2018年)審査委員長に就任。2017年11月にはこれまでの貢献をたたえて英国ギルドホール音楽院より「フェロー」の称号が授与された。

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