小泉和裕
音楽監督

2016年4月、名フィル音楽監督に就任。
1969年東京芸術大学指揮科に入学、山田一雄氏に師事。1970年第2回民音指揮者コンクール第1位受賞。1972年7月、新日本フィル創立に際し、指揮者として参加。同年ベルリンのホッホシューレに入学し、ラーベンシュタイン教授にオペラ指揮法を師事。1973年、第3回カラヤン国際指揮者コンクールに第1位入賞。その後ベルリン・フィルを指揮してベルリン・デビューを飾った。1975年~1979年、新日本フィル音楽監督を務める傍ら、1975年ベルリン・フィル定期演奏会に登場、1976年フランス国立放送管を指揮しルービンシュタイン、ロストロポーヴィチとも協演、同年ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを指揮、その後もミュンヘン・フィル、バイエルン放送響等、ヨーロッパ各地において精力的な指揮活動を行った。また、アメリカにおいても、1978年ラヴィニア音楽祭でシカゴ響を指揮し大成功を収めた後、1980年シカゴ響定期公演に登場し注目を集めた。その他、ボストン響、デトロイト響、シンシナティ響、トロント響、モントリオール響などにも客演。1983年~1989年カナダのウィニペグ響の音楽監督、1986年~1989年都響の指揮者を歴任。ロンドンのロイヤル・フィルには1988年より定期的に招かれ、数々の名演を残すとともにチャイコフスキーの交響曲第4、5、6番のディスクを完成させた。1989年~1996年九響首席指揮者、1992年~1995年大阪センチュリー響首席客演指揮者、1995年~1998年都響首席指揮者、1998年~2008年都響首席客演指揮者、2003年~2008年大阪センチュリー響首席指揮者、2008年~2013年都響レジデント・コンダクターおよび日本センチュリー響音楽監督、2006年~2018年仙台フィル首席客演指揮者を歴任。
現在名フィル音楽監督のほかに、都響終身名誉指揮者、九響音楽監督、神奈川フィル特別客演指揮者を務める。
名フィル コンサートについて
今シーズンのオープニング・コンサート(4月7日〈第71回市民会館名曲シリーズ〉)で皆様に音楽をお届け出来る事を楽しみにしておりましたが、コロナ感染防止の為に中止せざるをえなくなりました。
演奏に期待して頂き、いつも応援して下さる皆様には、大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げたいと思います。
2020年はベートーヴェンの生誕250年にあたり、定期演奏会で是非ベートーヴェン・シリーズをと、心からの尊敬と感謝をもって取り上げております。
現在のコロナの状況からは様々なことを考えさせられますが、今あらためてベートーヴェンが命を込めて音楽に作曲したものを痛感しています。
どんな困難にも打ち勝つ力強い意志、人にとって重要な決断力、そしてすべてを乗り越えた時の歓び!——この音楽は聴く人にパワーを与え、免疫力を高めてくれるのです。
コンサート再開時にはより質の高い演奏をお聴き頂けるように、オーケストラ全員で最善の準備を心がけ頑張っていきます。
一日も早いコロナの収束と皆様の御健康を心より願っております。
小泉和裕
出演演奏会
2020年4月7日 | <公演中止> 第71回市民会館名曲シリーズ 〈ボヘミアン・クラシックスⅠ〉 |
2020年6月19,20日 | <公演中止>第480回定期演奏会 〈「生誕250年記念 トリビュート・トゥ・ベートーヴェン」シリーズ/荘厳〉 |
2020年7月10,11日 | <公演内容変更> 第481回定期演奏会 〈「生誕250年記念 トリビュート・トゥ・ベートーヴェン」シリーズ/田園〉 |
2020年9月11,12日 | 第482回定期演奏会 〈「生誕250年記念 トリビュート・トゥ・ベートーヴェン」シリーズ/合唱〉 |
2020年11月6,7日 | <出演者変更> 第484回定期演奏会 〈「生誕250年記念 トリビュート・トゥ・ベートーヴェン」シリーズ/浪漫〉 |
2021年1月15日 | 第75回市民会館名曲シリーズ 〈ボヘミアン・クラシックスⅤ〉 |
2021年2月6日 | 豊田市コンサートホール・シリーズVol.10 〈名曲〉 |
2021年3月12,13日 | 第488回定期演奏会 〈「生誕250年記念 トリビュート・トゥ・ベートーヴェン」シリーズ/後継〉 |
2021年3月14日 | 東京特別公演 |