円光寺 雅彦

円光寺 雅彦

名フィル正指揮者

1954年、東京生まれ。桐朋学園大学指揮科卒業。指揮を齋藤秀雄氏に、ピアノを井口愛子氏に師事。1980年、ウィーン国立音楽大学に留学し、オトマール・スウィトナー氏に師事する。1981年9月帰国後、東京フィルハーモニー交響楽団副指揮者に就任。1986年より同交響楽団指揮者となり、1991年3月までその任を務める。

 

1989年より1999年3月まで、仙台フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者として活躍。オーケストラの飛躍的な発展に貢献し、その実績は高く評価されている。東京特別公演のライブをはじめ、円光寺/仙台フィルの演奏は多数CD化されており、その演奏からもオーケストラと指揮者の密接な関係をうかがうことができる。

 

1998年5月より2001年4月まで札幌交響楽団正指揮者を務める。2000年3月には、東京公演(サントリーホール)を指揮して好評を博し、札幌交響楽団と円光寺の取り組みは高く評価された。他に、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団をはじめ、日本の各オーケストラに客演し、着実に活動範囲を広げている。

 

海外でも、1992年、スメタナホールにてプラハ交響楽団の定期演奏会に客演したのをはじめ、1994年には、BBCウェールズ交響楽団(現BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団)、1995年にはドミトリー・キタエンコからの招きにより、ノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、1998年1月にはフランス・ブルターニュ管弦楽団に客演し、それぞれの地で、その深い音楽性と適確な指揮で、多くの聴衆を魅了した。

 

また、NHK「名曲アルバム」や「おーい、ニッポン」、「あなたが主役~音楽のある街で」などの番組にも定期的に出演するなどその活動は幅広く、国際的指揮者として現在最も期待されている。

 

2011年4月、名フィルの正指揮者に就任。6月の就任披露公演ではチャイコフスキーを指揮し、奇をてらわず、丁寧に練りこんだ演奏で作品の美しさを表出。会場を埋めた聴衆から鳴り止まぬ、大きな歓迎の拍手を浴びた。

● 2018.4-2019.3シーズン 出演演奏会
2018.11/22,23 第462回定期演奏会
〈シェイクスピア『ロミオとジュリエット』〉
2019.3/13 平日午後のオーケストラVol.3
〈日本音楽財団ストラディヴァリウス・シリーズ6「エングルマン」〉
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