名古屋フィルハーモニー交響楽団 プロフィール
愛知県名古屋市を中心に、東海地方を代表するオーケストラとして、地域の音楽界をリードし続けている。その革新的な定期演奏会のプログラムや、充実した演奏内容で広く日本中に話題を発信。“名フィル”の愛称で地元住民からも親しまれ、日本のプロ・オーケストラとして確固たる地位を築いている。
2013年4月より、マーティン・ブラビンスが第8代常任指揮者に就任することが決定。多彩なレパートリーを誇る英国の実力派指揮者の就任に、全国から高い注目と期待が集まっている。2013年4月からのシーズンの監修はもちろん、2012年4月からのシーズンも「次期常任指揮者」の肩書きで3公演(2プログラム)を指揮。常任指揮者就任に向け名フィルとの関係を一層深め、より高レベルの演奏を目指している。現在の指揮者陣には、小林研一郎(桂冠指揮者)、モーシェ・アツモン(名誉指揮者)、ティエリー・フィッシャー(名誉客演指揮者)、円光寺雅彦(正指揮者)、川瀬賢太郎(指揮者)が名を連ねている。
楽団結成は1966年7月10日。翌年10月、第1回定期演奏会を開催。1973年4月、名古屋市の出捐により財団法人となる。岩城宏之初代音楽総監督(在任期間 1971-73)をはじめ、福村芳一(常任指揮者 1971-74)、森正(音楽総監督 1974-80)、荒谷俊治(常任指揮者 1974-80)、外山雄三(音楽総監督兼常任指揮者 1981-87)、モーシェ・アツモン(常任指揮者 1987-93)、飯守泰次郎(常任指揮者 1993-98)、小林研一郎(音楽総監督 1998-2001、音楽監督 2001-03))、沼尻竜典(常任指揮者 2003-06)、ティエリー・フィッシャー(常任指揮者 2008-11)を歴代指揮者として、演奏の質の向上やレパートリーの拡充に取り組んできた。
2002年、ウィーン・フィルのコンサートマスターであるライナー・ホーネックが首席客演コンサートマスターに、ウィーン国立歌劇場の総監督を務めたイオアン・ホーレンダーが2004年に芸術アドバイザーに就任。また2000年以来、ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場のメンバーを中心に特別編成されたオーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」と共演。合同公演は2012年に10回目を迎え、深い交友関係を築いている。
1988年に初の海外公演としてヨーロッパ2カ国ツアー(フランス、スイス 広上淳一指揮)を、2000年にアジア8カ国ツアー(ブルネイ、シンガポール、フィリピン、韓国、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾 本名徹次指揮)、2004年に「プラハの春」国際音楽祭からの正式招待を受けたヨーロッパ3カ国ツアー(ドイツ、オーストリア、チェコ 沼尻竜典、武藤英明、トマーシュ・ハヌス指揮)、2006年にアジア7カ国ツアー(シンガポール、フィリピン、台湾、韓国、タイ、香港、マレーシア 下野竜也指揮)を実施、大成功を収める。
これまでに、朝比奈隆、クルト・ヴェス、小澤征爾、ヤコフ・クライツベルク、ヘルベルト・ケーゲル、ワレリー・ゲルギエフ、ズデニェク・コシュラー、ピンカス・ズッカーマン、ルドルフ・バルシャイ、ウラディーミル・フェドセーエフ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ジャン・フルネ、ハインツ・ホリガー、パーヴォ・ヤルヴィ、ハインツ・ワルベルクといった世界的な指揮者が客演。
またシュテファン・ヴラダー、ゲルハルト・オピッツ、エフゲニー・キーシン、スティーヴン・コヴァセヴィチ、ジャン=フィリップ・コラール、ジャン=イヴ・ティボーデ、ルドルフ・フィルクスニー、イェフィム・ブロンフマン、アンドレ・ワッツ、ユジャ・ワン(ピアノ)、サルヴァトーレ・アッカルド、マキシム・ヴェンゲーロフ、ギドン・クレーメル、アイザック・スターン、ピンカス・ズッカーマン、オーギュスタン・デュメイ、ジェルジ・パウク、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、今井信子、キム・カシュカシアン(ヴィオラ)、スティーヴン・イッサーリス、ヤーノシュ・シュタルケル、アンナー・ビルスマ、ボリス・ペルガメンシコフ、ミッシャ・マイスキー、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ジャン・ワン(チェロ)、サー・ジェームズ・ゴールウェイ、エマニュエル・パユ(フルート)、モーリス・ブルグ、ハインツ・ホリガー(オーボエ)、モーリス・アンドレ(トランペット)、ジョゼフ・アレッシ(トロンボーン)、エディタ・グルベローヴァ、白井光子、ゲーナ・ディミトローヴァ(ソプラノ)、ベルント・ヴァイクル(バリトン)といった世界的なソリストと共演を重ねる。
数多くのCD録音も行なっており、2010年には話題を呼んだティエリー・フィッシャー指揮「東京公演」のライヴ・レコーディングCDをリリース。受賞歴も多く、これまでに東海テレビ文化賞(1990年)、愛知県芸術文化選奨文化賞(1991年)、文化庁芸術作品賞レコード部門(1997年)などを受賞。
シーズンごとにテーマを設け、意欲的な内容で回を重ねている「定期演奏会」は、2013年3月に節目となる第400回目をマーラー「交響曲第3番」で迎える。また、親しみやすい「市民会館名曲シリーズ」や中規模ホールでの「しらかわシリーズ」、障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」など、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を行なっている。
名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者年表
| 歴代指揮者 |
称号 |
任期 |
| 清田健一 |
指揮者 |
1966.07 - 1973.05 |
| 岩城宏之 |
音楽総監督 |
1971.04 - 1973.05 |
| 福村芳一 |
常任指揮者 |
1971.06 - 1974.03 |
| 鵜飼敏夫 |
副指揮者 |
1972.03 - 1972.05 |
| 荒谷俊治 |
指揮者 |
1973.06 - 1974.05 |
| 常任指揮者 |
1974.06 - 1980.05 |
| 森正 |
音楽総監督 |
1974.06 - 1980.05 |
| 外山雄三 |
音楽総監督 兼 常任指揮者 |
1981.01 - 1987.03 |
| 名誉指揮者 |
1987.04 - 1988.03 |
| 竹本泰蔵 |
アシスタント・コンダクター |
1981.04 - 1983.03 |
| 広上淳一 |
アシスタント・コンダクター |
1983.04 - 1984.03 |
| 小林研一郎 |
客演指揮者 |
1984.05 - 1987.03 |
| 客演常任指揮者 |
1993.04 - 1996.03 |
| 音楽総監督 |
1998.04 - 2001.03 |
| 音楽監督 |
2001.04 - 2003.03 |
| 桂冠指揮者 |
2003.04 - |
| 手塚幸紀 |
客演指揮者 |
1984.05 - 1987.03 |
| 指揮者 |
1987.04 - 1989.03 |
| 金洪才 |
指揮者 |
1984.05 - 1987.03 |
| モーシェ・アツモン |
常任指揮者 |
1987.04 - 1993.03 |
| 名誉指揮者 |
1993.04 - |
| 岡田司 |
指揮者 |
1987.04 - 1990.03 |
| 飯守泰次郎 |
指揮者 |
1987.04 - 1993.03 |
| 常任指揮者 |
1993.04 - 1998.03 |
| 高関健 |
指揮者 |
1987.04 - 1993.03 |
| 客演常任指揮者 |
1993.04 - 1996.03 |
| 小泉和裕 |
客演常任指揮者 |
1993.04 - 1996.03 |
| ボブ佐久間 |
ポップスオーケストラ・
ミュージックディレクター |
1995.04 - 2012.03 |
| 武藤英明 |
首席客演指揮者 |
1996.04 - 2005.03 |
| 沼尻竜典 |
常任指揮者 |
2003.04 - 2006.03 |
| ティエリー・フィッシャー |
常任指揮者 |
2008.04 - 2011.03 |
| 名誉客演指揮者 |
2011.04 - |
| 円光寺雅彦 |
正指揮者 |
2011.04 - |
| 川瀬賢太郎 |
指揮者 |
2011.04 - |
| マーティン・ブラビンス |
常任指揮者 |
2013.04 - |