市原 愛

市原 愛

ソプラノ

神奈川県生まれ。北鎌倉女子学園高等学校音楽科を経て東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。明治安田クオリティオブライフ文化財団の海外音楽研修生、また文化庁芸術家在外研修員としてミュンヘン国立音楽大学大学院を修了。

 

東京芸術大学在学中より、ソロ・リサイタルやコンサートに出演。またシドニー・オリンピック日本選手団解団式での「君が代」独唱、国立劇場における内閣府主催天皇陛下御在位10年記念式典における演奏、敬宮愛子様ご誕生を記念ロイヤル・ガラ・コンサートの記念演奏に起用されるなど才能と素質は高く評価されてきた。

 

ドイツ留学後は、ミュンヘンのプリンツレゲンテン劇場、バイロイトの辺境伯歌劇場、バーデン州立歌劇場のヘンデル音楽祭に、ドイツ初演のバロック・オペラ『アラリーコ』のプラチディア役で出演。2007年2月アウグスブルクのゲッギンゲン・クアハウス劇場におけるオペレッタ『こうもり』のアデーレ役では、その歌唱と演技に満場の客席から大喝采がよせられた。同年9月ハンブルガー・カメラータのシーズン幕開けの定期演奏会ではハイドンのオペラ『アルミーダ』のタイトルロールに抜擢され、新聞紙面で“ソプラノ界の新星”と絶賛された。同カメラータの公演には3年連続で出演している。2007年12月にはウルフ・シルマー指揮のミュンヘン放送管弦楽団に客演。シルマー氏の信頼を得て、その後も共演を重ねている。これらの演奏はバイエルン放送やベルリン・ドイツ放送などでも放送されている。

 

国内では小澤征爾、クリスティアン・アルミンクら指揮の新日本フィル、ハンス=マルティン・シュナイト、金聖響指揮の神奈川フィル、飯守泰次郎指揮の東京シティ・フィル、ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮の大阪フィル、東京都交響楽団、東京フィルなどと共演。2008-09シーズンはアウグスブルク歌劇場の専属ソロ歌手として契約。オッフェンバック『天国と地獄』オイリディケ役ほか、年間約70公演に出演。2010年度CHANEL Pygmalion Daysアーティスト。

これまでにドイツ歌曲をヘルムート・ドイチュ、フランス歌曲をセリーヌ・デュティイー、声楽をエディト・ヴィーンズ、児島百代、保永秀樹、原田茂生、朝倉蒼生の諸氏に師事。現在ヨーロッパと日本を中心に、リサイタルやオペラ、コンサートのほか、宗教曲のソリストとして活躍している。

 

<これまでの主な受賞歴>

第52回全日本学生音楽コンクール第1位
第44回鎌倉市学生音楽コンクール鎌倉市長賞(総合第1位)、ベルトラメリ能子賞
鎌倉市政教育文化功労賞
第13回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第1位
第1回マルチェッロ・ヴィオッティ記念国際声楽コンクール2007第2位および聴衆賞
ニュルンベルク・アウグスブルク音楽大学声楽コンクール第1位およびヴァルター・ヴィーデマン賞受賞
第27回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクール ハンス・ガボア賞
第77回日本音楽コンクール声楽部門第2位

PAGE TOP