戸山 俊樹

戸山 俊樹

バス

東京芸術大学大学院オペラ科修了。1982年日本音楽コンクール第2位、海外派遣コンクール松下賞受賞。1983年ジュネーヴ国際音楽コンクール銅賞。1992年ジロー・オペラ賞受賞。

1984年よりドイツのハーゲン市立歌劇場専属歌手。『フィガロの結婚』(バルトロ)、『魔笛』(ザラストロ)、『セヴィリャの理髪師』(バジリオ)、『リゴレット』(スパラフチーレ)、『ボエーム』(コリーネ)、『ローエングリン』(ハインリヒ王)、『ホフマン物語』(クレスペル)等、多くのレパートリーを身につけた。また、バッハの「マタイ受難曲」やカンタータ等、ベートーヴェン「第九」、ブルックナー「ヘ短調ミサ曲」などのコンサートのソリストとしても高い評価を得た。

1990年に帰国し、日本ワーグナー協会創立10周年記念、日生劇場・日本ワーグナー協会主催による『トリスタンとイゾルデ』にマルケ王役で出演。その後、日生オペラではザラストロ、バルトロ、バジリオ役を歌い、小澤征爾指揮のヘネシー・オペラシリーズには『さまよえるオランダ人』のダーラント役で出演した。1993年11月には東京日生劇場において遠藤周作原作、松村禎三作曲のオペラ『沈黙』(若杉弘指揮)の初演にフェレイラ役で出演し好評を博した。また愛知県芸術劇場のオープニング・コンサートや同ホールにおけるオペラ『魔笛』、『魔弾の射手』、『後宮からの逃走』、『夕鶴』等にも出演している。また1999年1月には、びわ湖ホールで行なわれた『ドン・カルロ』5幕版の日本初演にフィリッポ2世役として出演。

コンサートの分野でも、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、新星日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、名フィル、大阪フィルハーモニー交響楽団との共演など、活躍の場を広げている。二期会会員。

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