イリヤ・ラシュコフスキー

イリヤ・ラシュコフスキー

ピアノ

1984 年シベリアのイルクーツクに生まれる。5歳よりピアノを始め、8歳でイルクーツク室内オーケストラと共演した。1993年、シベリア・ノヴォシビルスク特別音楽学校に入学し、レベンセン教授に師事する。1995年にはイタリア・マルサラ市の国際コンクールに優勝。以降、ノヴォシビルスク音楽院でリサイタルを数回にわたり開いている。1998年、ウラジミール・クライネフ国際コンクールに優勝し、本格的な演奏活動を展開。同年、ロストロポーヴィチ財団の奨学金を授与され渡仏、コルマールやキエフの音楽フェスティバルに招かれ、マエストロ・カッツや、ミコラ・ダイダユラ、キエフ交響楽団とも共演を果たした。

2000年ドイツ・ハノーヴァー音楽学校に入学、ウラジミール・クライネフ氏に師事。また、現在はパリのエコール・ノルマル音楽院にてM.リビツキに師事。

2001年、ロン=ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で第2位に耀く。また、2005年、アシュケナージが審査員長を務める香港国際ピアノコン クールで優勝。2007年エリザベート王妃国際音楽コンクールで4位入賞。2011年ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第3位受賞。2012年ピネロロ市国際ピアノコンクール(イタリア)優勝。他にも多くのコンクールで入賞歴をもつ。

日本へは2002年に初来日し、サントリーホールで行なわれた「ロン=ティボー国際音楽コンクール・ガラ・コンサート」に出演。ショパンの協奏曲とソナタ、 プロコフィエフのソナタを見事に弾き切り、聴衆を圧倒した。2004年2月に再来日し、各地でのソロ・リサイタルにおいても大好評を博した。また、 2006年11月には第25回横浜市招待国際ピアノ演奏会に、2007年9月には彩の国さいたま芸術劇場“ピアノ・エトワール・シリーズ”に招待され演奏を披露した。2008年4月には神奈川フィルとラフマニノフ、チャイコフスキーの協奏曲を共演し、大絶賛を博した。

2012年11月に開催された第8回浜松国際ピアノコンクールにて見事優勝を果たし、聴衆賞、札幌市長賞も受賞した。

ロマンティックで繊細、そしてダイナミックで野性的な表情を自在に表現し、音楽性の高さ、卓越した技巧を日本の聴衆にもアピール、絶大な支持を得る。また、音楽的な実力に加えて、端正な容姿も魅力のひとつ。

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