アタッカ・カルテット

アタッカ・カルテット

弦楽四重奏

Photo: David Goddard

2020年にグラミー賞を受賞したアタッカ・カルテットは、高い技術によって18世紀から21世紀のレパートリーをなめらかに弾きこなす、傑出した現代アンサンブルのひとつである。2003年にジュリアード音楽院で結成、第7回大阪国際室内楽コンクールでの第1位受賞をはじめ、第6回メルボルン国際室内楽コンクールなどで入賞を果たしている。

 近年の活動には、米国内ではカーネギー・ホール、リンカーン・センター、米国外ではイェーテボリ・コンサートホール、ソシエダ・フィラルモニカなどへの出演があり、中南米や日本へのツアーも予定されている。2022年秋の来日では、ジョン・アダムズ《アブソリュート・ジェスト》を演奏する予定だが、カルテットはこの作品を作曲者自身の指揮のもと、バルセロナ交響楽団とスペイン国立管弦楽団で演奏しているほか、カブリロ現代音楽祭ではマリン・オルソップとも共演している。

現代の作品に情熱を傾け、レコーディングに取り組んでおり、ディスク《Orange》は2020年グラミー賞を受賞した。2021年にはソニー・クラシカルと専属契約を結び、ルネッサンスとミニマリストをつなげる独自コンセプトアルバムとして《オヴ・オール・ジョイズ》をリリースし、批評家などから絶賛された。

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