メディア掲載情報

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2022 年のメディア掲載情報

2022年1月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。

2022年1月28日公開 アゴラ 言論プラットフォーム

名古屋フィルハーモニー交響楽団・東京特別公演(小田島久恵)

サントリーホールで行われた名古屋フィルハーモニー交響楽団の東京特別公演(1月24日)を鑑賞。再び市松模様に戻ったサントリーの客席が、収まらないコロナ禍とクラシック演奏会の逆境を思わせた。

しかし、演奏は奇跡のように素晴らしい。精神を明るく照らす音楽の力に励まされた。指揮は音楽監督の小泉和裕さん。コンサート・マスターは日比浩一さん。

モーツァルトの『交響曲第31番ニ長調 〈パリ〉』から、落ち着いていて深みがあり、華麗だが秘められたものを感じさせるオーケストラの響きに聴き入った。小泉さんの指揮は東京都交響楽団との共演で聴くことが多かったが、名フィルとのパートナーシップも成熟している。

地方まで遠征してオーケストラを聴く機会が少ないので、名フィルのプレイヤーは知らない方ばかり。モーツァルトの典雅な響きにはいぶし銀のような渋さがあり、それは「落ち着き」と咄嗟に表現してしまったが、在京オケのどのサウンドにもない独特の味わいだった。「裏色」のような色彩を感じさせるのだ。フルート奏者の熱心な表情、バス奏者の優雅な動きを見つめつつ、この色に譬えると明るい白のような曲は、モーツァルトが母親を失った時期に書かれたことを思い出した。

(後略)

2022年1月22日(土) 中部経済新聞
名フィル クラシックへの誘い

トロンボーン(田中宏史)③ 教会音楽から解放 ベートーベンが採用

220122_中部経済新聞

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2022年1月18日発売 音楽の友(2月号)

特集★コンサート・ベストテン2021 全国各地の音楽シーンから~東海

12月下旬現在、コロナはまだ収束せずオミクロン株の感染拡大が懸念されるが、2021年は、この地方もコロナの苦境から少しずつ脱していった1年だった。

名古屋フィルハーモニー交響楽団は指揮者や曲目の変更はあったものの、音楽監督の小泉和裕のもとで盤石な演奏。客演指揮者への適応力も向上し、尾高忠明による1月定期、沼尻竜典による4月定期などが印象に残る。(後略)

(小沢優子)

Concert Reviews(12月10,11日開催<第496回定期演奏会>)

(前略)カゼッラの「三重協奏曲」は、かたときもステージから気をそらすことのできないスリリングな演奏。空を突き抜ける先鋭的な小川響子のヴァイオリンを伊東裕の泰然としたチェロが受けとめ、秋元孝介のクリスタルなピアノがきらきらとした輝きを紡いでいく。ストラヴィンスキーなど20世紀の作曲家の語法が時折顔をのぞかせるカゼッラの明敏な音楽に、オーケストラとともにみずみずしい命を吹き込む葵トリオである。(後略)
(小沢優子)

別冊<コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション> 「ジェフリー・パターソン(指揮)&名古屋フィルハーモニー交響楽団」(2月18,19日開催<第498回定期>)

(前略)名フィルのコンポーザー・イン・レジデンスである坂田直貴への委嘱新作「ピアノ小協奏曲」の世界初演という意欲的なプログラムが続く。坂田はパリ・エコール・ノルマル音楽院やパリ国立高等音楽院、IRCAMで学び、史上初めて1作品で武満徹作曲賞・尾高賞・芥川作曲賞の3賞を受賞するなど、国内外で注目を集める作曲家。続くラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」とともにソリストを務めるのは、近年華々しい活躍を繰り広げている阪田知樹。高いテクニックを持ち、また理知的な解釈で定評のある阪田の演奏にも注目したい。(後略)
(室田尚子)

2022年1月15日発売 音楽現代(2月号)

名古屋フィルハーモニー交響楽団 来シーズンの主なラインナップ

(前略)ラインナップ発表会見で小泉和裕音楽監督は「コロナ禍でも焦りはなく、今後の活動に関していろいろと思考したり、作品を調べたりしていました。その蓄積を来年度の活動に活かしていきたいと思っています。」と語っている。楽しみなシーズンとなりそうだ。(編集部)

演奏会評(11月19,20日開催<第495回定期演奏会>)

(前略)後半は、フランクの《交響曲ニ短調》。神秘的に始まった序奏は第1主題に向けて重厚な響きに満たされ、2楽章のイングリッシュ・ホルンの有名な美しい旋律、弦の歌いこまれた響きに楽器の分離もバランスよく奥行きの感じる演奏であった。壮大な3楽章はドラマチックに深みのある迫力を聴かせた。(伊藤美由紀)

演奏会評(12月10,11日開催<第496回定期演奏会>)

本公演の「スペシャリティ」シリーズテーマ『川瀬賢太郎のロット』では、あまり演奏会で取り上げることのない2作品に焦点をあてた。前半は、ピアノの秋元孝介、ヴァイオリンの小川響子、チェロの伊東裕の若手メンバーによる国内外で活躍中の葵トリオを迎えてカゼッラの《三重協奏曲》。ヴァイオリン、チェロ、ピアノの複雑でスリリングな絡み合い、歌いこまれたアダージョの2楽章、オーケストラとの掛け合い、全楽章、絶妙に息のあったトリオの音響の変容を楽しませた。(後略)(伊藤美由紀)

2022年1月8日(土) 中部経済新聞
名フィル クラシックへの誘い

トロンボーン(田中宏史)② 奏者が重圧を感じる「ボレロ」

220108_中部経済新聞

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2022年1月5日(水)発行 ナゴヤ劇場ジャーナル158号

音楽監督・小泉和裕「テーマは交響曲!」 名フィルが2022年度ラインナップを発表

名古屋フィルハーモニー交響楽団が、2022年4月~23年3月シーズンのラインナップを発表した。テーマは「シンフォニスト」で、交響曲作曲家12人の作品を特集する。

7年目を迎える小泉和裕音楽監督。コロナ禍で外国人指揮者が来日できず、内容の変更が続いたことを受け「まずは企画が予定通りできることを願う。久しぶりに大曲を聴いてもらえたら」と期待する。

(後略)

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