第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞のお知らせ

第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞のお知らせ

その他

この度、名フィルの「コンポーザー・イン・レジデンス」の成果が評価され、第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞のクラシック分野における「現代音楽部門賞」を受賞しました。

 

ミュージック・ペンクラブ音楽賞について

ミュージック・ペンクラブ音楽賞とは、少数の選考委員が選ぶ従来型の賞とは異なり、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン約160名 の全会員による自主投票によって選定されます。授賞対象は、基本的に、日本でその年に公開または発表された音楽界の全プロダクツやイベントです。それは録音録画の形で発売されたものの他、公演、著作、技術開発を含みます。選考基準は、当会の「クラシック」「ポピュラー」「オーディオ」の分野ごとに設けられ、各分野で授賞対象者・団体をノミネートし、最終的に全会員の分野を超えた投票によ って決定されます。

 

授賞理由:

アメリカのオーケストラなどで活用されているコンポーザー・イン・レジデンスを、名古屋フィルハーモニー交響楽団は、2014年春からスタートさせた。初代の藤倉大、2代目に酒井健治と若手作曲家を起用して、フル・オーケストラのための作品を、単発ではなく、3年とい う期間を定めて委嘱し(共同委嘱も含む)、定期演奏会の枠内で初演を行っている点も高く評価したい。既に生み出された作品は、さまざまなオーケストラで再演されているケースもあり、音楽シーンに大きく貢献している。2019年12月に、カンブルランの指揮で初演された酒井の《ヴィジョン-ガブリエーレ・ダンヌンツィオに基づいて》(独唱は藤木大地)も色彩感に富んだ佳作であった。(満津岡信育氏)

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