出演

• ティエリー・フィッシャー（常任指揮者）

プログラム

＜ベートーヴェン・ツィクルス＃５＞

ベートーヴェン：交響曲第9番ニ短調 作品125『合唱付』

聴きどころ

フィッシャーと名フィルが歩んできた＜ベートーヴェン・ツィクルス＞の旅の締めくくりはもちろん、年末恒例の「第九」です！ シラーの詩「歓喜に寄す」に曲を付けようと思い立ってから、30年以上の時をかけて練られた最後の交響曲です。第1～3楽章の構成の完成度の高さはもちろん、第4楽章において独唱、合唱を含む声楽を盛り込むなどの独創性は、聴力を失ってなお高い創作意欲を保ち続けたことがうかがえます。ベートーヴェンの人生の集大成として、古典派からロマン派への移り変わりを体現したこの作品の初演（1824年）は、ウィーンの聴衆に熱狂をもって迎えられたと言われています。

特別協賛

＜助成＞

平成21年度文化芸術振興費補助金（芸術創造活動重点支援事業）