第377回定期演奏会<ウィーン/マーラー没後100年記念プログラム>

第377回定期演奏会<ウィーン/マーラー没後100年記念プログラム>

定期演奏会

2011.2.18 (金) 6:45pm / 19 (土) 4:00pm

愛知県芸術劇場コンサートホール

出演

  • ティエリー・フィッシャー (指揮)

プログラム

マーラー: 交響曲第9番ニ長調

 

料金

S席¥7,000

A席¥6,000

B席¥5,000

C席¥4,000
D席¥3,000

Y席¥1,000(24歳以下対象・当日窓口販売のみ)

※本公演に休憩はございません。

託児サービス対象公演

聴きどころ

そして2月は我らがティエリー・フィッシャー。〈ニューヨーク〉に続く街に〈ウィーン〉を、しかもマーラー最後の大作・交響曲第9番をおいてみせるのは、まさに知将の心にくい演出だ。ぜひシーズンを続けてお聴きいただきたいというのは、こういうところにある。──ウィーン宮廷歌劇場監督という頂点に立ちながら、ボヘミア生まれのユダヤ人として毀誉褒貶にさらされたマーラーは、ニューヨークにわたり活躍(アイヴズの楽譜も研究していた!)。しかしこの第9番を完成させたのち病に倒れウィーンへ帰還、初演を聴かずに亡くなった。ウィーンの光と影をある意味もっとも体現した男が、深く死を意識しながら書いたこの曲にはしかし、生の限りない美しさが終わらぬ余韻を残す。人生の回顧、昂揚、慟哭、そして遥か彼岸へと去りゆくような、果てなく美しい最後‥‥この感銘は、必ずライヴで体感されたい。渾身の大作、とはこのことだ。

(山野雄大/音楽ライター)

<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>

ウィーンからは、マーラーの「マスターピース」である最後の交響曲を。初演はマーラーの死の1年後、このウィーンで行なわれました。マーラーの「Swan-Song(遺作)」です。

※ティエリー・フィッシャー常任指揮者として最後の定期

<アンケートの声>

[18日(金)]

  • フィッシャーさん今期の締めくくりでさすがの名演。4楽章はマーラーの苦しい生涯を締めくくる、消え行くようなフィナーレ。終結部の長さは、名フィルの弦が美しく弾き切った。
    [60代・定期会員]
  • ホール全体の雰囲気が、フィッシャー氏への惜別と感謝の気持ちに満ち溢れ、大変心温まるものになったのが印象的でした。
    [30代・一般]
  • 指揮者が当ホール最後にマーラーの交響曲第9番を持ってくるところが素晴らしい。第3楽章のアップテンポのところではなかなかついて行けない感じもありましたが、自身生演奏はかなり聴いている中で、最高と言っていいかも。
    [50代・一般]
  • 良い意味で中庸な、祈りの感じられる演奏だった。マーラーの音楽に心が洗濯される思いがした。
    [40代・一般]
  • 第4楽章終盤、もう少し粘りがあっても良かったですが、最後、音が消えてからも静寂が保たれたのは良かったです。
    [30代・一般]
  • フィッシャーさんの華麗な指揮ぶり、長い曲でしたが第4楽章まで時間がたつのを忘れるほどでした。
    [60代・定期会員]
  • 第4楽章は涙が出るほど美しく悲しく感動的でした。最後は心臓が止まるかと思われるほどの音量で崇高でした。
    [60代・一般]

[19日(土)]

  • 予想と違わず指揮も演奏も最高と言って良いでしょう。特に第4楽章は涙が出るほど。
    [70代以上・定期会員]
  • この曲の終楽章は、やはり格別です。最後の部分は、もう指揮者が一音一音を噛み締めるかのような印象を受けました。
    [20代・一般]
  • メロディーを奏でる各ソロ楽器の音色に随所で聴き惚れました。3楽章後半のエネルギッシュで緊張感のあるプレスト~情緒的で豊かな響きの4楽章への見事な転換、全曲を通して深くて厚い響きに拍手喝采。
    [40代・定期会員]
  • ティエリー、ありがとう! 素晴らしい3年間でした。第4楽章の静かな終わりは象徴的でした。涙さえ出ました。
    [未記入]
  • フィッシャーさんの想いのいっぱい詰まったマーラーを、素晴らしい演奏でいただきました。マーラーの9番でこれほど胸に迫ったものはありません。
    [40代・定期会員]
  • 第1楽章などは管と弦が少々バラついていた感じだったが、終章に向かって完全に一体となり融合した。そして最後の静寂、時が止まった。
    [50代・一般]
  • 最後のpp~ppppの部分は息ができませんでした。緊張の糸がぴっと張り、最後の余韻が消えるまで、その後も別世界にいるような素晴らしいひとときでした。
    [10代・一般]

[ウェブ]

  • この曲の最大の聴きどころ、終演の後の静寂がじっくり味わえました。今日は観客のマナーが良かったと思います。
    [50代・定期会員]
  • フィッシャーとひとまずお別れの演奏会、こんなにとびきり素晴らしい演奏で楽しませてもらって感激しつつ帰路につきました。 本当にありがとう!
    [40代・一般]
  • マーラーの9番は大曲にして難曲であり、また銘盤ひしめく中、ハードルは相当高かったかと思いますが、3楽章の怒涛の追い込み、終楽章の繊細な響きなど鳥肌が立ちました。大きな感動をありがとうございました。
    [30代・一般]
  • ここのところ演奏はかなりよくなっていたが、ヴァイオリンは艶っぽく、音は大きく、瞬発力もでてきて、弱音がとてもよくなった! フィッシャーとの別れはとてもつらく、2日目のコンサートマスターの目が潤んでいたせいか、小生ももらい泣きしてしまいそうでした…久しぶりにマーラの第9番の良い演奏を聴くことができ感謝いたします。
    [40代・一般]
  • 超ど級の名演。ティエリー・フィッシャーは凄い。最初はよくわからず、このまま終わるのかと思ったら、第3楽章のブルレスケからびっくり仰天。あのテンポはなんだ!! そのまま第4楽章のヴァイオリン群で涙が出て止まらなくなった。
    [50代・一般]

 

<助成>

zyosei_mark平成22年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

affinis_markアフィニス文化財団

託児サービスのご案内

名フィルでは、主催公演の会場内に一時託児室を設置し、開演中のみお子さまをお預かりするシステムを導入しています。

※愛知県芸術劇場、日本特殊陶業市民会館、豊田市コンサートホールでの公演のみ(一部対象外の公演あり)

お子さま1名につき ¥1,000(税込)

※未就学児童(満1才以上)が対象です。

※サービスのご利用には、ご予約が必要です。
各公演日(2日公演の場合は1日目)の、土・日・祝日を除く2営業日前の17:30まで。

託児インターネット予約

PAGE TOP