第373回定期演奏会<ロンドン>

第373回定期演奏会<ロンドン>

定期演奏会

2010.10.22 (金) 6:45pm / 23 (土) 4:00pm

愛知県芸術劇場コンサートホール

出演

  • マーティン・ブラビンズ (指揮)
  • ジェニファー・パイク* (ヴァイオリン)

プログラム

チマローザ[スパーダ改訂]: 歌劇『ロンドンのイタリア女』序曲
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64*
ヴォーン・ウィリアムズ: ロンドン交響曲(交響曲第2番)[改訂版]

 

料金

S席¥6,000

A席¥5,000

B席¥4,000

C席¥3,000
D席¥2,000

Y席¥1,000(24歳以下対象・当日窓口販売のみ)

託児サービス対象公演

聴きどころ

「ロンドン」を語るにふさわしいゲスト、曲目が選ばれた。指揮のマーティン・ブラビンスは今こそベルギーのロイヤル・フランダース・フィルの首席客演指揮者だが、ロンドンで指揮法を学び、リーズの国際コンクールで優勝(1988年)後、BBCスコティッシュ響の指揮者やチェルトナム音楽祭の監督を歴任するなど、英国を代表する俊英音楽家としてのキャリアを積んできた。20世紀の埋もれた作品の録音にも熱心で、BBCウェールズに拠点を持つティエリー・フィッシャーに重なる点も多い。演奏会の幕をイタリアのチマローザの歌劇『ロンドンのイタリア女』序曲で開け、英国のヴォーン=ウィリアムズの「ロンドン交響曲」(交響曲第2番)で閉める構成にも、指揮者の音楽性はうかがえる。メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」には1990年生まれの英国の若手、ジェニファー・パイクが招かれた。名フィルと初共演の才媛はセンセーションを巻き起こすだろう。

(池田卓夫/日本経済新聞社文化部編集委員)

<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>

ロンドンには、ヴォーン・ウィリアムズの記念碑的作品「ロンドン交響曲」で到着。“ビッグ・ベン”をはじめとするこの魅力的な首都の様々な場所が、この曲を聴くことで皆さまにも見えてくるはずです。

特別協賛

サンゲツ

<アンケートの声>

[22日(金)]

  • ジェニファー・パイクの演奏に感心しきりであった。第1楽章のカデンツァにおける超高音弱音部の消え入るところは素晴らしかった。
    [70代・定期会員]
  • パイク、音がよく鳴っていてきれい。だが、メンデルスゾーンを弾くにはもっと荒々しい強さも欲しかった。
    [40代・定期会員]
  • ジェニファー・パイクさん、初めは固いな…、と思っていたけど、曲が進むにつれてオケとの息もぴったり合って気持ち良かったです。ロンドン交響曲、どこか懐かしい響きがしました。民謡の要素を取り入れているからか?
    [30代・定期会員]
  • ヴォーン・ウィリアムズは、随所に彼らしい叙情的な美しいメロディがあり、第2楽章の珍しいヴィオラ・ソロとイングリッシュ・ホルンのかけあいもきれいだった。ただ、曲そのものがそうだと思うが、全体の構築性が少し弱い気がする。
    [60代・定期会員]
  • 後半曲、最初から最後まで一瞬の緩みもなく、一瞬の力みもなく、全員がひたすら音楽を紡ぎ出す素晴らしい演奏でした。
    [50代・未記入]
  • タクトが静かに降りて止まるまでの何とも言えない間が快感! それまで拍手をじっと待てる良い客になったのでは!!
    [50代・定期会員]

[23日(土)]

  • ヴァイオリン協奏曲、曲の初めの低音弦楽器の音がとてもきれいでした。そのきれいな音にソロの音が溶けこんでいって、ソロの音は終始音楽を楽しまれているような音でした。
    [50代・賛助会員]
  • ソリストのジェニファーさんはとても魅力的な女性で、選曲と、空気の流れと、実力とドレスがとてもマッチングしており、素晴らしいステージでした。楽器を高く掲げ崇高なイメージを描き出し、難曲をさらりと弾きこなす姿に爽やかな秋風がそよいで、セピア色に染めてくれました。
    [60代・一般]
  • マーティンさんの指揮、印象に残ったのは交響曲の始めと終わりの「無音」です! あれほど静かに始められた指揮者は、今期の定演の指揮者の中ではいなかったのではないでしょうか…?
    [10代・一般]
  • 3曲とも大満足。特にウィリアムズのシンフォニー、日本の民謡の様でとても親しみを感じました。指揮もすてき! イギリス関係とは、フィッシャーさんへの敬意?
    [70代・定期会員]
  • RVWのSym、生は初めてなので大いに期待しました。結果は期待以上の出来、生だと作曲家の工夫したところがよく分かり、心に染み入る演奏でした。
    静かなところで携帯の着信音、興ざめしてしまったのが残念でした。
    [50代・定期会員]

[ウェブ]

  • ヴォーン・ウィリアムズ特有の、静寂からはじまり、どかんときて、徐々に穏やかになって、最後は消え入るように終わる、その全ての部分が、物凄く緻密に纏め上げられていました。指揮者の統率力に感服。そして名フィルの音色も抜群に美しい。ほの暗いロンドンの音が聞こえてきました。
    [40代・定期会員]
  • パイク嬢に感銘を受けました。東洋人の女子ヴァイオリニストのようにバカテクではないけれど、自然なフレージングと音楽性豊かな表現でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の理想の演奏だったと思います。
    [40代・一般]
  • ブラビンスさんは前回の客演の時も聞きましたが、その時よりも音楽がイキイキしていてとても良かったです。年に数回名フィルを聞く自分の中では、クライツベルク以来の大ヒットです。選曲もチマローザとRVWという、なかなか聞けない作品というのが良かった。それがあたかも当たり前の名曲のように聞こえたのは、名フィルも素晴らしかったからに他ならないと思う。
    [未記入]
  • 知っている曲も初めての曲も安心して聴いていられるのは名フィルのいつものことである。チマローザの曲など、この機会がなければ聴くことがあるかどうかわからなかったが、弦を中心に美しく、感銘深かった。
    [50代・定期会員]

 

<助成>

zyosei_mark平成22年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

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