第351回定期演奏会

第351回定期演奏会

定期演奏会

2008.10.17 (金) 6:45pm / 18 (土) 4:00pm

愛知県芸術劇場コンサートホール

出演

  • マーティン・ブラビンズ (指揮)
  • 加納悦子* (メゾ・ソプラノ)

プログラム

<ツァラトゥストラ6-墓の歌>
1. ベルリオーズ: カンタータ『クレオパトラの死』*
2. ハイドン: 交響曲第45番嬰ヘ短調 Hob.I-45『告別』
3. アデス: …されどすべてはよしとなり 作品10
4. バルトーク: 管弦楽のための協奏曲 Sz.116

 

※マーティン・ブラビンズ定期デビュー

 

※マーティン・ブラビンス指揮/BBCウェールズ・ナショナル管が1月に演奏した、「管弦楽のための協奏曲」が英“ガーディアン”紙で紹介されました。
詳しくはこちら(英語)>>

 

<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>

ベルリオーズのカンタータ『クレオパトラの死』が描く、精神と肉体の苦悩の中で死にゆくヒロインのドラマティックで激しく暴力的なまでの別れ、それに対してハイドンの交響曲第45番が描く象徴的な別れ。この交響曲では、演奏者が次々と退席してゆき、驚かされます。トーマス・アデスの作品「…されどすべてはよしとなり」は明るい響きで、物語を語るというよりは、聴衆を引き込み、徐々に自身の心の奥深い世界へと導きます。これとは打って変わって、バルトークの人気の高い「管弦楽のための協奏曲」では、17世紀の合奏協奏曲のように、一つまたは複数の楽器が入れ替わり、ソリストの役割を担います。民族音楽の模倣を取り入れたこの壮麗な協奏曲で、オーケストラは明るく光り輝きます!

料金

S席¥6,000 A席¥5,000 B席¥4,000 C席¥3,000
D席¥2,000 Y席¥1,000(24歳以下対象・当日窓口販売のみ)

聴きどころ

名フィルが語る プログラム、指揮者&ソリストの「ここがスゴイ!」

野心満々の若きベルリオーズが作曲賞「ローマ大賞」狙いで書いた劇的なカンタータ『クレオパトラの死』は、途中で『ローマの謝肉祭』のメロディーも顔をのぞかせます。ハイドンの『告別』交響曲は、終楽章で楽員が一人一人舞台を去っていくという初演時の演出があまりに有名。1971年生まれのアデスは“ブリテンの再来”とも呼ばれる天才。…されどすべてはよしとなりは、ノーベル賞詩人T. S. エリオットの詩にインスパイアされた、不思議な浮遊感をたたえた作品。そして“オケコン”こと管弦楽のための協奏曲は、バルトーク最大のヒット作です。
イギリスの実力派ブラビンスが、遅すぎた日本デビューを飾ります。そして絶世の美女クレオパトラを歌うのは、2006年「第九」にも登場した、日本を代表するメゾ・ソプラノ加納悦子です。

<アンケートの声>

  • ジェントルマンらしい、落ち着いた指揮だった。ハイドンのときは、職人のような手さばきが見事で、音を造形していく様子がよくわかっておもしろかった。
    [30代・定期会員]
  • ハイドン:演出もすてきだった! が指揮者のテンポ感とフレージングが実に心地よく、音楽に素直に入り込めた。
    [30代・一般]
  • 今日の演奏会は久々に心に残るぐっとくる演奏会でした。何と言っても指揮者の魅力がたっぷりと伝わってくる、指揮者とオケの一体感がすごく感じられるいい演奏会だったと思います。本当にブラビンスの指揮は文句なしに良かったです!!
    [30代・定期会員]

 

<助成>

zyosei_mark平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)

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